悪女の嗜み 殿下、貴方のお望みどおり悪女になって差し上げました【電子限定SS付き】
冬月光輝/にわ田
このレビューはネタバレを含みます▼
話の骨格は悪く無いのだろうと思います。
…が、物語やエピソードの肉付けがなぁ…。
国王が病気とは言え、こんな頭の悪い第2王太子に国政任せといちゃって良いの?(世継ぎの第1王太子も、他国との国交の為に不在)。
こんな、《陰謀》とも言えない《チャチな策謀》に、国の中枢に居る人達がコロッと騙されちゃうなんて…此の国、大丈夫なのか?…と心配に成ってしまいました。
《嘗て無い魔法理論の構築》だの《諜報員》だの大風呂敷を拡げている割に、全体的に話が緩く、全然締まってないんですよね。
1番気に成るのがヒロインの口調。
『素敵ですの』『大丈夫ですの』『何だか変ですの』…。目上の人に対する敬語の使い方も滅茶苦茶です。
あと、表紙のカラー絵は綺麗ですが、中の白黒イラストは「…」です。
頭と身体のバランスが変だし。
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