リヴァース・ヒエラルキー -女王は駄犬に跪く-
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リヴァース・ヒエラルキー -女王は駄犬に跪く-

黒城灰

素晴らしい作品

ネタバレ
2023年8月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても絵柄が美しい!人物ごとの個性が本当に丁寧に描き分けられいる。あくつ君の友人などのキャラまでもキチンと、髪や服装や表情が描かれていて嬉しい。一コマ一コマ楽しめる!!さらにあくつ君のようなキャラクターだと、てっとり早くキャラを印象つけるために、ついつい王道パターンだと、わがまま、傲慢、理不尽な性格を強調してから「いよいよ」というシーンで、本来の優しさとかを見せて落差をつけるような気がしますが、この作品では、きちんと読めば、あくつ君は最初から割としっかりした「良識と常識」がある様子が描かれていますよね! 告白してくる同級生たちに一見理不尽な要求をしているのも「痛ぶって楽しむ」わけではなかったし。驚くことには静観君が「指導主任のカツラを取る」ミッションクリアした時は、静観君が説教されて戻るのをキチンと待っていたしすぐに約束のプレーを実行する誠実に魅了されます。そうそう、静観君が最初のプレーでおかしなモードになった時も、瞬時に「全面的に僕が悪い」と判断できる率直さもいいし。後日静観君に会ったときに「あれは悪いの僕だ」と率直に詫びるシーンもすごく良かったです。
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