このレビューはネタバレを含みます▼
ワーカーホリックなヒーローと、それに付き合わされる補佐のヒロインのお話です。
2人が徐々に惹かれていく様も良かったし、とにかく台詞回しが絶妙な作家様なので、会話も素晴らしかった!
凶悪な悪役もお話を盛り上げてくれたし、脇役や横槍かと思った女性キャラも良い人でした。
お話としては120点なのですが、どうしても見逃せない部分が。
ヒーローが、「別に聞かれて疚しい過去はない」と言いつつ、『高級店で食事して、バーで飲んで、ホテル』するというセ○レ(遊び相手)が何人もいた過去を、疚しくはないと言い切る腐れ具合には嫌悪感がありました。
そこはやんわりと濁すか、惹かれる相手に出会えなかったとかにして欲しかったです。(どれだけの人数がいるか分からないけど、この先、元カノとかボコボコ出て来て、ヒロインへ嫌味を言っていく想像をしてしまう)
それと、せっかくあそこまで悪役を追い詰めたんなら、徹底した処罰まで描ききって欲しかった。(会社に不利益を与えたとか、過去の辞めさせられた人達からの訴えで、ちゃんと裁かれるとか)
あまりにも非道だったので、そこはちゃんと罰したところまで見たかったです。