SAKAMOTO DAYS
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SAKAMOTO DAYS

鈴木祐斗

センス爆発!

ネタバレ
2023年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず最初に。本作を読む前に、鈴木先生の読切を読むことをオススメします!『骸区』と『ロッカールーム』の2作です。
私は先に読切を読んで、それがおもしろくて、同じ作者様が本誌で連載していると聞いて読み始めました。正直、読切の完成度が高すぎたので、連載になるとどうかなという不安があったのですが。。。いや、もう!驚嘆です!!センスはそのままに、ジャンプ本誌の連載にふさわしい形にアップデートされていて、おもしろいおもしろい!
まず、キャラクター。主人公は元殺し屋・妻子持ちの坂本(引退してぽっちゃりに)と少年マンガにしては異色ですが、エスパーの少年・シンというキャラがほとんどダブル主人公のような形で読者を導いてくれます。そして、殺し屋の面々がとにかく濃い!武器や戦い方も個性的だし、老若男女いろんなキャラが当時します。その中でも南雲と有月は……!そりゃあ、人気出ますヨ(笑)私はもちろん篁さん推しですけど!!笑
それから、戦闘描写がすごいです。殺し屋が日常にいるので、戦う場所も日常。遊園地や寺社仏閣や飛行機や。。。その日常的な場所で非日常の戦闘が行われ、構図やその場所ならではの描写がセンス抜群です!!マジメに、鈴木先生が実写のドラマや映画の監督をやったら、めちゃくちゃいい画を撮ってくれそう!
そんなセンス爆発の戦闘の裏で、いわゆるモブ・周囲の市民の方々がすごく冷静でリアクションがいい意味で薄くて、クスッとなります。
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