このレビューはネタバレを含みます▼
純血のオオカミ・灰尾(α)×肉食の血を引くウサギ・黒瀬(Ω)。αは肉食種、Ωは草食種と決まっていて、αとΩの間に生まれるのはほぼαという世界で奇跡的にΩに生まれた黒瀬。嫌々お見合いした相手は同じ大学のイケメン純血α・灰尾で、灰尾の前で初めての発情期を迎えた上に番になってしまう。世界観がややこしいかと思ったらすんなり理解できて、オオカミの習性や運命の番、本能と理性に悩んで揺れ動く様子も無理なく飲み込めて面白かった。コンプレックスまみれの黒瀬を一途に追いかける灰尾がいい奴。ネガティブながら自分の考えを持っている黒瀬と接して運命や番について改めて考えたり、なんだかんだ互いに影響を与え合う関係性がよかった。人型、けも耳、獣化と3パターン見られるのも美味しい。黒瀬の兄達や二人の子供も見たかったなー。獣化した黒瀬が可愛すぎる！
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