聖女なのに国を追い出されたので、崩壊寸前の隣国へ来ました~力を解放したので国が平和になってきましたが元の国まで加護は届きませんよ~
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聖女なのに国を追い出されたので、崩壊寸前の隣国へ来ました~力を解放したので国が平和になってきましたが元の国まで加護は届きませんよ~

よどら文鳥/ミドリ

読みましたが

ネタバレ
2023年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えたら程度の低さと殺伐さで心が荒みました。文の成り立ちは個性だとしても、内容が稚拙で独善的、醜い箇所が目立ちます。とりわけ終盤、加害者に対して。このような罰や流れにすることの、なにがどう面白いのかが、まず理解できない。これで気が晴れるようなら、その登場人物は怖すぎるし全員心が壊れている。「聖女も人の子だから怒りも憎みもする」は理解できても、このやり方で心が晴れるのは、それ以前に人としてどうなのか。どんな理由があったとしても、民衆に新たな罪を生み出させる事になるのが到底良いとは思えません。結果的に、嫌がる者に無理にという犯罪、それを容認するかたちになると何故気が付かなかったのか。また、作者が読者もこれを痛快で喜ぶと考えて書いているのかと思うと、個人的に蔑まれたようで腹立たしい。面白かったのに途中までの好印象が終盤で台無し。私にとっては後悔しか残らない購入でした。
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