言葉の獣
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言葉の獣

鯨庭

自分にとって【言葉】とは?

ネタバレ
2023年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何かに接して、「自分の中の感情がものすごく反応してるんだけど、言葉が出てこないし、どう表したらいいかわからない」っていう事は多々あります。

その仕方がわかると、何でかはわからないけれどスッキリする。

その類の事をこの漫画の中では語られています。

言葉なんて人によって感じ方がマチマチだから非常に難しいテーマだと思うんですけど、この漫画自体それを前提として話が展開されるので「こんな考え方あるんだな」と楽しくなりました。

漫画における【言葉】となると表現方法としては字となりますが、

字面だけだとイメージしづらい事も【言葉の擬動物化】がなされててしやすいし、「この先どんな動物が出てくるんだろう??」という好奇心から非常に読みやすかったです。

最近『終末のワルキューレ』などで《共感覚》について興味を持っていたので、そういった点でも楽しめました。

次巻が気になります。
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