溺れるほど花をあげる 聖人は花嫁を奪う
」のレビュー

溺れるほど花をあげる 聖人は花嫁を奪う

仁賀奈/えとう綺羅

ファンタジー…

ネタバレ
2013年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 仁賀奈さんの作品では、腹黒ヒーローが裏で画策して、天然純情ヒロインにストーキングする流れが、とても好きで安心して読めるのですが、何作も同じ様なものを読んでいると、少し飽きてくるので、こちらは購入してから読むまで、時間を置いてしまいました。
が、敬語での言葉責めがあると知っていたら、真っ先に読んだのに!と、激しく後悔しています。
年齢差も素敵で、萌えました。
サヴァリオ様は、聖職者でありながら腹黒いのですが、もっと黒いお兄さんが登場する為か、DTの為か、腹黒さをあまり感じさせません。
お兄さんサイドのお話があれば、それもまた面白そうな気がします。
検分のシーンでは、手袋と敬語に萌えて、まどろっこしさに悶絶しました。
でもさすがに、いい加減気付こうよ!とイレーネに突っ込みたくなります。
「綺麗事ばかり口にする」というサヴァリオ様の台詞が出てきますが、本当にその通りだと思いました。
ファンタジーで、サヴァリオ様は人外設定とか、ちょっと驚きましたが、もっと驚いたのは、ああ、今までの仁賀奈さんの作品は、ファンタジーではなかったのだな、という事でした。
わざわざファンタジーでなくても良かったのかな…と思い、★4つで。
でも面白かったので、「禁断ロマンス童話」の方も読んでみようと思います。
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