兄への愛執がすごいなんてもんじゃない

すっごい…
良心の著しい欠如という点ではサイコパスの要素があるのかな。

文人目線で読んでいたら
達也の言動行動全てにゾワゾワしてきてしまって、
私がメンタルやられそうだなと思い
一旦、気持ち切り替えて精神的ホラーなラブコメ！
と思いながら読み続けたら
達也のブッ飛んでる思考がすごすぎて
もう読む手が止まらなかった。


４人の朝食での会話や
電車内での達也の言動と行動がそっちまでいっちゃうんですかー！？って
もうなんかいい意味で気持ち悪くて鳥肌たたせてもらった。

数個前にレビュー書かれている方が番外編があると
書いていてくださったので
そちらも購入。

この達也目線の番外編を読むと
お父さんの件が納得いった。
番外編読むまでは、何でお父さん？？？って思ってたんですが達也の心情が知れて良かった。

そして文人を思う達也愛の深さ？
愛なのかもわからないほどの異常さだけれども
文人に囚われてしまっているのがよくわかった。
私にはかなり印象深く好きな作品です。