熱く切ない想いが怒涛の如く流れ込んでくる

＊〈通常版1・2・3巻→特装版4巻→通常版5巻→特装版6・7巻〉×2周→3周目に入って特装版4巻まで読了したところで、今このレビューを書いています。
常日頃から通常版と特装版がバラバラに本棚に入るのがイヤだと思っていたのですが、レビューがそれぞれの巻に書けることだけは良いと思えるかな（笑）
物語が全て完結したら通常版の方にもレビュー入れるとして、まずは本作特装版4巻のレビューを。

いやもう、読んでて息が上がる！
物語の展開とダンスの疾走感がピッタリフィットしていて、こちとらど素人だっちゅーのにいきなりルンバかクィックを極上のリードで踊らされてる気分です。
こんなに「ノンケ同士の男が互いに恋に落ちる」様子が手に取るように伝わってくる作品、他に読んだことがあるだろうか、否ない（反語）
作中で信頼の絆が繋がったダンスパートナー同士がコンタクトポジションから互いの意思や情感を読み取ることができるように、私たち読者もページをめくる指先から2人のシンヤの心の動きを敏感に察知することができます。
私なんか今もう3周目だからさ、この2人が恋に堕ちるべくして堕ちていくことになんの不思議もないのに、それでもドキドキするんですよ…そして苦しくなる、切なくなる。
それをダンスの上達や人としての成長も絡めて描いてくださってるところがものすごい。
5巻からはダンスシーンの本番、さらにさらに熱く切なく目が離せなくなる…
10DANCE、最高です！！