恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない【合冊版】
七ツ河ほづみ/COMIC ROOM
このレビューはネタバレを含みます▼
4話という短い話数で区切りをつけたので仕方のないことかもしれませんが、伏線もなく、ドキドキもハラハラも何もありませんでした。主人公に母親がいないようでしたが、母親ではなくわざわざ妹が登場するのはなぜ?妹に何か役割がありましたか?ライバルの公爵令嬢は、なぜ侯爵子息を略奪したのでしょうか?公爵令嬢の我儘で父親にねだって侯爵子息を奪いたかっただけなのか、それとも下に見ていた主人公への嫌がらせだったのか、はっきりしません。侯爵子息の魅力的な部分が見えないので奪う理由が分かりませんし、公爵令嬢の様子から主人公を見下してはいたようですが、嫌がらせする理由が分かりません。婚約発表の場でも、(公爵より上の立場の人間が出てくるんだろうなーという予想はつきますが)読者でさえ初見の他国の第3王子なる者が突然現れて、主人公の婚約者です、と言われましてもちょっとついていけませんでした。どうしてこの作品が広告になっているのでしょうか?もし続話があっても購入しません。残念でした。
いいね