王子さまの子を孕んでしまったので、嫌われ者公子は逃げることにしました【特別版】(イラスト付き)
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王子さまの子を孕んでしまったので、嫌われ者公子は逃げることにしました【特別版】(イラスト付き)

成瀬かの/八千代ハル

ちみっこ×ケモ耳+魔法+オメガバ=最高!

ネタバレ
2023年8月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さま買いです。
レビューの高さと試し読みでやられて即購入。
買って良かった。
「竜の子は…」があまりにも可愛くて、それに似た感じの可愛らしい雰囲気が◯
第二王子のアルフォンソ×公爵家の嫡男のチェレスティーノ。
冒頭のちみっこ(ではないのですが)の中にいるチェレスティーノの心の声が赤ちゃん言葉なのは「普通で良かろう」と思いましたが…
読んでいるうちに慣れてしまった(笑)
アルフォンソとチェレスティーノのハジメテはちょっと可哀想でした。
ちみっこ(チェレスティーノが作ったケモ耳のついた、魔法で動く人形)の中にいる時にチェレスティーノが自分のことを「ちー」と呼ぶのが可愛すぎる。
アルフォンソと仲良くなった「ちー」と、「本体」の時にはつんけんしちゃうチェレスティーノがまた可愛い!
どちらも可愛くてツボでした。

チェレスティーノに執着していた、第一王子のオズヴァルドとチェレスティーノの父親の本心がよく分からなかったことだけが残念です。
チェレスティーノのオメガの母もその後どうしているのか、チェレスティーノと交流は続いていくのか、とか気になることがたくさん。
拗らせオズヴァルドが改心して幸せになるお話が読みたい。
アルフォンソやチェレスティーノのその後やチェレスティーノの両親や兄妹の様子も垣間見られるとなお嬉しい。
船長もドレス屋さんの店長や小さな淑女のお客様のその後も気になります。
ちみっこやケモ耳とかも好きですが、そうでなくても良いので続きを買いて欲しい。
ちょっと設定がモリモリですが、可愛くて楽しかったです。
途中、アルフォンソの溺愛と甘いセリフに胸焼けしそうになりましたが(笑)
エンディングの後も幸せそうな2人で良かった。
控えめに言って最高でした。
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