このレビューはネタバレを含みます▼
って一言で表すには足りない規模の人間関係が複雑かつミステリー要素盛り込まれた恋愛サスペンス。でもちゃんと広げた風呂敷が畳まれていきます。11巻の殴り合いの喧嘩した爽のセリフは爽の人柄と人生まさに集大成したような慈愛でした。よくぞ自分を苦しめた相手にそこまでちゃんと言い切ったよ。瑠衣もちゃんと乗り越えて、ちゃんとしたところにみんな着地できたんじゃないでしょうか?メリバしてるところは片目で見て(笑)それはそれで!たとえ身勝手な親や大人のせいで歪んだ青春があったとしても、大人になってからまで誰かのせいと言い訳しながら人生決めたくない。でも過去ありきの今の自分だから…変えていくのは本当に本当に大変なんだよね。ハッキリ描かれてはいなかったけど、爽がちゃんと最愛の人との子ども産めてると思いたいな。