ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック)
サクマノマ/仲倉千景/とびらの
それぞれ正反対のぎゃく待を受けていた姉妹
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
お人形さんのように美しく着飾った姉と、ボロを纏い家の仕事をさせられる妹。でも頭も良いし知識も豊富で、姉とは違う美しさを秘めている妹が見初められるシンデレラ物語…とくれば、大概は姉の方がろくでもない女だったりするんですが、今作は違います。
姉もまた、胸に秘めた夢があるのに、その美しさのせいで政略結婚の駒としてしか扱われず、人形であることを強いられ、心を凍らせている。そのせいで、お互いがお互いを想いながらも劣等感を抱き、ずっとすれ違っていたという…悲しい…。6巻でようやく姉妹の確執がほどけ、笑顔を交わすことができて、本当に本当に良かった！
そしてこの作品のクズである両親。自分の事しか考えていないし、2人の娘のどちらに対しても種類の違うぎゃく待をしていた正真正銘のどクズ。6巻のラストでこのクズ両親の罪がようやっと明らかになり、いよいよヒロインである妹が、ヒーローと共に実家に乗り込むことを決意します。いやもう、フルボッコにして欲しい…次巻が楽しみでなりません。
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