唐竹の差し出した両手が温かい。

ネタバレ

2023年8月31日

このレビューはネタバレを含みます▼ 先ず、未成年の喫煙・暴行シーンがあるので地雷の方
は注意です。表題作のみ全２１３Ｐ。辛い過去を持つ隙のない優等生、上影森（受）、一方で見た目チャラいだけで、家族に友達に愛され小さな弟達の面倒も良くみる唐竹（攻）は、優等生の意外な顔を見てしまい興味を持つ。昼休みの屋上で優しい時間を過ごす様になってたある日、上影森の辛い過去の元凶である道生が転校生として現れるとこから見せ場です。自分を守る為に優等生の仮面を付けてた上影森の過去が惨めで傷ましい…。上影森の過去を知り、支えたい、この気持ちは好きと云う感情なんだと気付いて差し出す両手が温かい唐竹。気持ちを伝えプレゼントするネックレスのモチーフは上影森に太陽、唐竹自身には月、見ているこちらのイメージは逆ですが、きっと彼にとっては光輝く暖かな存在なんですね。きちんと告白してからの初Ｈ、胸元にネックレスを揺らし優しく丁寧に大事に抱かれる上影森を見て、出会えて良かったねと嬉しくなります。

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とらさん

(女性/50代) 総レビュー数：355件

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