繰り返し読みたい作品

2023年9月4日

生と死、愛と欲、強さと弱さ等々の業を妖と人間を通して織り成す切なくも美しく儚い物語です。愛ゆえだとしても欲望には必ず痛みが伴い因果が生まれてしまい、始まりは永遠ではないけれど愛情の充足感は唯一無二のものである、そのことが作品の深みを増していました。小説等で心に残る作品は5年、10年後に読み返すと感じ方が変化していたり新たな発見があったりするので、この作品も繰り返し読んでみたいです。そしてフィクションの中の純愛は疲れた心を本当に癒してくれます。

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うさぎさんさん

(女性/60代～) 総レビュー数：0件

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