このレビューはネタバレを含みます▼
266ページ挿し絵あり。考古学オタクの平民ヒロインと隣国の王弟ヒーロー。自国では学びに限界を感じ、隣国に留学した際ヒーローに出会う。とあることがきっかけで2人の距離は縮まる。だがヒーローから告白されても拒否し、黙って帰国したことで執着が増し…という話。何でしょうかね。まずヒロインは考古学オタクとしての細かい描写がないせいか上っ面だけに見えるし、性格も掴みどころがなくさほど惹かれなくて。それに外見のディティールが自分の好みじゃなかったです。ヒーローがこの子に惹かれたと言われてもにわかに信じられず、置いてけぼり感がありました。もっと言えば、登場人物、国名に濁音が多くて耳触りが良くないのも読んでいて疲れました。国王に対して不敬な態度を許す国にも失望して読む気が失せました。すみません。作者買いでしたが今作は合わなかったです。