ミオの名のもとに
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ミオの名のもとに

文川よし乃/たしろみや

え、この子がヒーローなの勘弁。

ネタバレ
2023年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料だったんですが、途中断念。
異形混じりが産まれる世界の、人類至上主義国家の王族の姫として生きる人魚ミオの物語。母親は生んだ責任を取らされ追放、ミオは周りからは不浄の者とされ接触を忌避され味方はなし、父親たる王は侮蔑の目で娘を見、隣国王子との政略結婚のために薬で人間に擬態することを強要される。教育係として付けられたユウリには初対面から「他の異形者は酷い扱い受けてるのに姫だからっていい生活送れていいご身分だね」みたいな皮肉を言われ、婚約者の王子のことも馬鹿にする。能力者がなんでここまで差別されないといけないのか分からないし、国民全員がそんな思想持ちなの怖い。他国はどうなんだ?ミオの待遇に同情して味方になる人物がひとりもいない設定はただただストレス。ヒーローであろうユウリはミオがどんな環境で育ったのかも知らずチヤホヤされていただろうと憶説で見下す言葉を発したのも、「馬鹿だろお前」みたいな態度で接するのもあり得ない。ミオが優しい人だと感じるのも、ミオの境遇知って態度が軟化しようが、一国の姫を丁寧に扱う気がないのはモヤモヤする。最初の無礼を謝れ。勝手に理解者面するな。途中で髪の色変わったので、ユウリ=王子なら不遜な態度分かるけど、違うのか?同一人物なら何しに来た。と、ミオは可愛いが他が駄目だった。ヒーロー受け付けない。ユウリじゃなければワンチャンだが…。続きも見たいと思えず。断念。すみませぬm(_ _)m
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