このレビューはネタバレを含みます▼
ある日、天界に住んでいた天使は上級悪魔に迫害され天界との間に逃げてきた下級悪魔を助けるために二人で人間界に逃げることに。その人間界の住処の大家さんの孫のりんくんに懐かれて…というお話。全編天使目線で愛を知らない悪魔が天使といることで愛を知っていくのは良かったし、悪魔は基本誠実なのですが、天使を求めるときは欲望が前に出る感じは好きでした。ただ、りんくんがなぁ…。かなり我の強いタイプの子なのでモヤッとするところがあり、どことなく自己嫌悪を感じてしまうというか…。りんくん自身可哀相な家庭環境なのでそのせいでりんくんも甘えたいんだね…という気持ちにもなるのですが、そもそもおばあちゃんもっと頑張れ!甘えすぎだぞ!とも思ってしまうのですよ。そしてりんくんが二人にそこまで影響してるかというとそこまで…な感じもするし。ラストもりんくんじゃなきゃいけないかというとうーん…。二人の話は良かったけど、りんくんでちょっと盛り下がってしまう自分がちょっとイヤでした。