伝わってくる甘さ

個人的にケーキ×フォークで重要なのは、その美味しさや甘さがリアルに伝わってくるかどうかだと思うのですが、この作品はそれがちゃんと伝わってきたので良かったです。実際にケーキを作っている描写も多かったので、よりそう感じたのかもしれません。
そして、全体的にも甘く優しめのお話しでした。
特にフォーク(攻)が真面目なのが良かったです。
ケーキ×フォークは最悪の場合かなり悲惨な事になるので、ある意味オメガバよりヤバイと思うのですが、ケーキが無自覚なのとフォーク以外にはケーキである事がわらないので差別や劣等感などがなく読みやすい。
それでいて本能的に欲する激しい欲望が存分に堪能できるので結構好きです。
今回はケーキの密里も意外と変態で、寂しいからこそ本能的に執着し求められる事に快感を覚えているのが特に良かったです。