ライアー×ライアー
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ライアー×ライアー

金田一蓮十郎

嘘の拡がりと収拾について

2023年9月7日
あり得ないと思ったら楽しめない。女子が男子の中に紛れても長いこと気づかれないというもっとすごいシチュエーションのストーリーも世の中には存在するくらいだ。どうせフィクションは多かれ少なかれ現実を逸脱してるもの。虚構の度合いが違うから、その設定や進行に合わせて乗っかって遊んでしまう。。何処迄の範囲なら許容出来るか、というだけ。
その構築された作り話のシチュエーションの中で、ハラハラしたり、キャラの事情に理解をしたり、ホッとしたり。

サークル活動描写が楽しかった。
インカレでの再会や発展も面白かった。
絵は正直私の好みではない。しかし、絵の好悪では私は、星数を決めたりしたことはない。
キャラ達は役目を果たして安定していた。
構造はよくある「義」きょうだい物なのに、こうまで楽しませてくれたのは、お力のある証左と感じた。
高校生ではないところが、少し自由度や行動力に幅が出て、幸いしたところだと思う。
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