僕等に名前をつけるなら
」のレビュー

僕等に名前をつけるなら

あがた愛

まさかの限定BOOK…尊。

ネタバレ
2023年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全巻表題作のみ・上巻180P・下巻188P・限定BOOK41P。
高校3年に進級し寮で同室となったのは、両親の離婚により離れた弟の馨(攻)。すっかり大人びた馨に弟とは気付かず恋心を抱く。一方、馨は和泉(受)に対する想いが兄を慕う感情とは違うと入学前から自覚あり。兄弟ものって、暗くなりがちだったり病んでる場合と、兎角、読後感が重くなりがちですが、安心して下さい。あがた先生ですよ、良かったねと応援し温かな気持ちになります。
限定BOOKでは、和泉が大学生になり寮を出て一人暮らしを始めてます。毎週末、外泊届けを出し和泉のもとへ帰ってくる馨。二人の穏やかで、優しい恋人の時間です。エチは…、良いんですか?修正激甘ですよっっつ!!!いや、上下巻も甘かったですが。和泉と馨の、ちょっと後ろめたくて愛おしいほどあたたかな時間を覗き見させてもらいました。
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!