このレビューはネタバレを含みます▼
92巻まで読んだ中でこの巻が最もHシーンが少ない。
ですが85巻でチラリと出てきた隠し撮りされた女性が「あの彼女」であるなら、この巻はかなり重要な背景が暗示された重要な巻ということになります。
この作品はフルカラーで魅せるかなり過激な性描写が大きな要素や魅力になっていますが、それに負けないくらいストーリーがしっかりしています。
個人的な意見ですが、新旧含めてこれだけ性行為が多い作品でここまでストーリーがしっかりしたものは記憶にありません。
作画のレベルもとても高く、しかも巻が進むに連れて更に進化しています。
本当に凄いです。
これからはここまで展開されてきたフラグが次々に回収されて、基本穏やかな性格の主人公が初めてあからさまに敵意を見せた新本部長との全面対決になっていくのでしょうが、異常な性癖を隠し持つ新本部長が「あの彼女」にどれだけの非道を働くのか、そして必死に「守りたいもの」を守ろうとする主人公がどう立ち向かい『すばらしき新世界』へ到達するのか、とても楽しみです。