恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない【合冊版】
七ツ河ほづみ/COMIC ROOM
このレビューはネタバレを含みます▼
100ページしかないのに500円は高いです。
(誤解があったので追記:分冊は1巻が無料で読めます。そのため分冊を3冊購入した方が安い、という意味です)
正直な話、単話で最終話を購入するのもアリかと。
内容はタイトル通りで「ザマアミロ」と笑ってしまう内容でした。
ただ、もうちょっとその後のざまぁを詳しく(盛り上げて)くれたらよかったな。
そこで1話(せめて半分)あれば、値段と釣り合ったかと。
ナレーションベースで片付けたのが残念。
(ざまぁとその後の落ちぶれ方を楽しみにする人は最終話だけで完結します)
最後に感想を。
この手の話によくある『いつか王子様が』です。
結婚一週間前に婚約破棄される主人公。
今まで援助してきた主人公の実家に不義理な行為をしても平気。
好きになった相手は親友のメアリー(あるある)。
メアリーの実家は公爵家。
今後は公爵家から援助を受けるらしい。
一週間後の披露宴に国内外から要人を招待しているが、婚約破棄した男(クリス)の父親が「予定通り開催すればいい」と言い放つ。
「息子とメアリーの婚約発表披露宴をしろ」と。
主人公の家は仲介兼式の幹事役をすれば問題ない、と。
クリスは「許して祝福してほしい。メアリーの親友として」と平然という。
あまりにも酷い(本人全くの自覚なし)態度に、家族一丸で報復する。
そして当日
クリスとメアリーの婚約披露宴が始まる。
ここで嘲笑おうと「カレンはどちらに?」と主人公の父親に尋ねるメアリーの腹黒さ爆発の顔がすごい。
主人公は兄と妹と共に堂々と花道から登場。
困惑して喚くメアリーとクリス。
さらなる登場人物に会場内はざわつく。
ひとりで登場したのは北の強国の第三王子。
クリスとメアリーの婚約披露宴と同時に主人公と王子の婚約披露宴も開催することにしたと種明かし。
メアリーとクリスの父親も登場して抗議するものの、王子に言い負かされる。
さらにメアリーは主人公の親友という立場から「親友カップル同士、仲良く婚約披露宴をやるのに問題でも?」と言われてこのまま続けることを承諾する。
完全に引き立て役になったメアリーとクリス。
控え室で本性をあらわし、鬼女と化すメアリー。
王子と比べてクリスが霞んで見えたことも、主人公に負けたと。
もちろん許せるはずもなく……
この先はざまぁ一直線だけど、酷いのはクリスの『やらかし』。
ここからは読んでくださいね。
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