このレビューはネタバレを含みます▼
囲碁のインストラクターをしている昂太が罠にかかりまくり、周囲の男どもは一部を除いてクズばかり。プロ棋士嫌いの昂太を口説く彰や親友の馨の存在だけが唯一の救い。
昂太が罠に嵌められてもきちんとやり返したり、反論したり、彰や馨に相談できる人だったからグダグダ引っ張る展開にならなかったのは良かったけれど、その分、多様なクズが次から次へと現れる結果となり、読み進めるうちにゲンナリしてしまった。
昂太がプロ棋士嫌いになった原因が最後にあっさりと収束してしまったのは本当に拍子抜け。