このレビューはネタバレを含みます▼
主人公が小さい頃から大人になってからまでもが描かれています。主人公はみんなを笑わせる、でも内心は寂しい気持ちを抱えています。主人公本人は明るいのだけれど作品全体は哀愁が漂っています。この何とも言えない少し寂しげな雰囲気がいいです。またヒーローがとてもいいです。途中離れますが主人公のことをずっと好きで、お互い結局離れられない存在なところが胸にぐっときます。親子の関係もしっかり描かれていて読みおわったあと一本の映画を観たような感覚になります。聖千秋先生の珠玉の作品だと思います。
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