追放された悪役令息の辺境伯溺愛ルート
」のレビュー

追放された悪役令息の辺境伯溺愛ルート

滝沢晴/戸帳さわ

短い中にもしっかり見せ場山場あり!!

ネタバレ
2023年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ イラスト表紙のみ。ノベルにしてはページ数が少ないため駆け足ですが、そこは晴先生の手腕で、きちんと山場あり見せ場あり濡れ場あり、ストーリーも面白くキャラ萌えもあり!お値段もお得なので買って損無しだと思います!★★★表情筋が死んでいる有能な辺境伯が攻め、転生前の記憶が蘇った悪役(を演じてる)令息が受けです。主人公の受けは、少し前に唐突に自分の前世はリーマンで、年の離れた妹がおり、ここが妹が好きだったBLゲームの世界であると思い出します。で、妹が自分の名前そのままに命名したゲームキャラを守りつつフォローもしつつ悪役を演じ、周囲に嫌われて、妹が攻略キャラのイケメン達からモテるように頑張ります。なんて良いお兄ちゃんなんだ…!!★★★めでたく妹(キャラは男の子)を王子様とくっつけ、いじめの断罪で辺境送りになります。その身元を引き受けてくれた人こそ、今回の攻めであり、表情筋が死んでいるけれども心は熱く愛も重い、有能な辺境伯だったのです!★★★辺境伯は、なぜか悪役令息である自分を婚約者として連れ帰り、優しく接し、辺境の地でも周囲に愛され、元々は中身が善良な受けは戸惑います。しかし、主人公は思い出します。これは、前世?で妹が熱望していた幻の辺境伯ルートであることを!そこから主人公は、辺境伯に惹かれつつある自分の気持ちに気付かぬフリをして、妹に辺境伯ルートを譲るべく、また嫌われ者になろうとし……うふふ(〃∀〃)★★★ある程度予想出来る展開ですが、最後までとても楽しんで読みました!胸きゅんも、切なさも、適度に摂取できて、お得な1冊です!
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!