このレビューはネタバレを含みます▼
セージが妹(ヒソク)を守るため、過去の自分を抹消しようとその特殊な力を使ってタイムスリップするけど、思うようにはいかず、かつて青の王(アージェント)が会っていたヒソクは自分だったことが判明し、声による記憶操作も過去の青の王からはある事件の記憶を残したままにするよう頼まれたことも、王の禁忌の秘密についても巻が進むごとに明らかになっていく、とても引き込まれていく内容です。セージはだんだん成長しているようで、はじめは幼い感じだったけど、緑の王になってから、その惹き込まれるような大きな緑の瞳と髪も綺麗に侍従に手入れされ、魅力ある美しさが出てきています。セージに出会った当初暴力的な行為や素っ気ない扱いをしていた青の王も緑の王の認証式で正装したセージに目を見張ってしまったり、セージの事がとても好きということがわかる場面が各巻に散りばめられていて、キュン🖤ものです。アージェントの記憶にセージが追いついてくるまで、ひたすら耐えて耐えて待つ青の王(アージェント)は切なくすごい精神の持ち主だと感心するし報われる未来につながってると応援したい。
小説の方はすでに完結しており、こちらも読み応えのあるものでした。