このレビューはネタバレを含みます▼
最初は絵の美しさに惹かれて読み始めましたが、内容の壮大さ、予期せぬ展開に目が離せなくなり、一気に最後まで購入いたしました。
「帝国の若き太陽」からヒロインと同じようにかなりのトラウマ・恐怖心を受けた読者としては、ヒロインには決して近寄ってもらいたくない相手でした。それが丹念な描写を読むうちに、ヒロインの幸せを願うのはもちろんのこと、皇太子の名誉もなんとか回復して欲しい、幸せなって欲しいとまで願うようになりました。それは黒髪の、神に選ばれし者に対してもそうでした。彼女も2回目は幸せになって欲しいと…素晴らしいお話をありがとうございました。何度も読み返すと思います。そして、緑の人も赤の人も含めた、素敵なスピンオフを期待しています。
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