このレビューはネタバレを含みます▼
至高の作品に出会いました・・。どハマりしすぎて、何をしていても思い出すので日常生活に支障をきたして大変です。序盤では、暴力的な若に全く感情移入できなかったのに、ナミンへの想いを自覚してからの若よ・・あなた、ただ恋に臆病なひとりの男だったのね!!いったん見方が変わると、坂を転がり落ちるように若の虜になりました。若がどんどん魅力的な男になっていくのを、物語の世界に入り込み、ナミンの目線でドキドキしながら追体験している感覚です。心情の変化が行動や表情に現れていて、何度読み返しても飽きません(ナミンが逃げたと誤解して傷ついてる時は行為中にキスしようとしたけどやめる→誤解が解けた後の湯浴みシーンから後は好き!が溢れてめちゃくちゃキス魔になる若、最高・・。)(最初は若がナミンを冷めた目で見下ろすシーンが多かったのに、想いが通じ合って対等な目線になり、38巻では跪いて下から見上げ、ナミンの体を気遣う上目遣いの若。目線がどんどん下に降りてきてる〜!)3部、4部ではナミンが愛しくてたまらないという眼差しを惜しげもなく晒しちゃってる若。そんな若に恥じらいつつ甘えるナミン。ああ、幸せすぎる。腐女子を悶絶させるシーンの連続に、もう心臓がもたない・・。若には毒親の呪縛から解放されて、必ずナミンと幸せになって欲しい!画力も天才的で、BLとか関係なく、美術館で鑑賞したい程の芸術作品です。蝋燭の光に照らされた肌の陰影の表現などはため息が出るほど。背景の描写も時代の空気が伝わってきてとても素敵。こんなにも感情を揺さぶられた作品は初めてです。先生・・傑作を生み出して下さってありがとうございます(感涙)