このレビューはネタバレを含みます▼
230ページ、1冊表題作で3組のお話です。
すごく良かったです!
1組1〜2話ずつで短いとは思えないほど、1冊の満足感と読み応えがありました。
まず、絵が魅力的。
秘め婿でとても絵が美しいな方だなぁ、とキャラも好きですごく好印象でしたが、今回は美大が舞台なだけに、作者さんの作画の上手さ、魅力が堪能できる1冊です。
彫刻も多々出てくるけどどれも素晴らしいし、2組目のダビデ体型の美しいモデルくんなんか、ほんっと!ギリシャ彫刻並みの筋骨美しい体型に加え、その動きの作画がうっとりするほど。。。
BLはコミック界でも他分野とは一線を画すほど、作画で人体の筋骨ラインが美しい作者さまが多いと思うんですが、そんな中でもトップレベル!
身体の美しい絵が好きな方にも、オススメできます。
さて絵だけでこんなに語っちゃったけど、ストーリーも良かった〜!
ショートはあまり好きじゃないけど、これは短くてもぐっと読み応えあるお話ばかり!
加えて舞台も同じだから、ちょろろっと人物たちがモブ参加していて、あまりショートの物足りなさがなく、1冊としての満足感が有ります。
それぞれ皆、アートの魅力に人生をどっぷり浸かっている人たち。
古典的なものから情報デザイン系と分野は違うけど、彼らの価値観や生き方、そして恋に魅力が溢れていました。
<1冊中6話の内訳>
表紙絵は1組目で1話のみですが、描き下ろし付です。
その後2話ずつ2組のお話。
最終話ではまとめ的に全3組とも登場しますが、メインは表紙絵の2人です。
<おまけ>
卒業旅行バースデー13p+電子限定1p+書店特典1p。