親友を抱いていたのは、私にプロポーズをした恋人でした 【シーモア限定特典SS付】
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親友を抱いていたのは、私にプロポーズをした恋人でした 【シーモア限定特典SS付】

ハナミズキ/生煮え

合点がいく結末。

2023年9月23日
あっという間に読んでしまいました。
否定的な感想が多いですが、うまく折り合いをつけてまとめた結末だったと思いました。気分爽快な感じの終わり方ではなかったのは確かですが。
ノイシュは確かに可哀想だったけれど、一瞬のふらつき(野心や欲)が全てを狂わせたのだから、嵌められたのは一因に過ぎず、ある意味自業自得だと思いました。
やってしまったことは認められることではないけれど、アンジェリカとディランも2人を嵌めた事実をずっと引き摺って過ごします。それが2人の罪滅ぼしなのかなと感じました。
ルナリアも現実から逃げているだけだったけれど、ノイシュと再会したことで自分の悪かったところに気付き、きちんと決別することができました。
自分の気持ちがどこにあるのか?どれだけ本気なのか?4人が最後に気付き、前に進める事ができて良かったと思います。書籍化記念の番外編を読むと4人のその後が描かれていて、オススメです。
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