潔く柔く
」のレビュー

潔く柔く

いくえみ綾

深い

ネタバレ
2023年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複数の人物のエピソードと、カンナと禄の話が絡み合いながら進んでいく展開ですが、カンナと禄の背負うものがあまりにも切なくて前半は読むのがつらかったです。15歳のハルタに囚われたままのカンナに、動き出すきっかけをくれる禄もまたしこりを持ち続けていて。言葉を発しなかったむっちゃんが、禄と会って突然話し始めたことに消えることのない思いに対する赦しを感じました。12巻は何回読み返しても涙腺崩壊です。表紙が大人の表情をしているのに怪獣のTシャツをきているハルタなのも、わかる。よかったね、カンナ、禄。と、心から思える最後でした。
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