苦役列車(新潮文庫)
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苦役列車(新潮文庫)

西村賢太

無頼派の青年期

ネタバレ
2023年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 北町幹多19歳の日雇い労働に明け暮れる日々を描いた物語です。作家・西村賢太の西が北に村が町に賢が幹に太が多に変換されていますが、作家の私小説です。
従って表現が無茶苦茶リアルです。負も闇も全てさらけ出した迫力は読者に、とうだ、どうだ、と幹多のお怒りや苦悩が迫ってくる作品です。
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