魔法騎士団長様(仮)は転生した公爵令嬢を離さない!
夜明星良/唯奈
このレビューはネタバレを含みます▼
公爵令嬢ヒロインはふと自分が前世に毒殺された魔法学者だと思い出す。それがきっかけとなり、最も敬愛していた王太子とも再会し愛し合う。そして自分を毒殺した真犯人と対決が待っていて…という話。お互い正体を隠してジレジレしてる間は凄く面白かったのに、ヒロインはあっさり白状しちゃって残念でした。ヒーローに正体がバレて致し方なく白状する展開にして欲しかった。本当に残念です。初めての作家さんですが、文体というか、台詞が説明的で読むのがくどく、魔法設定の弊害で全体的に説明文が多いのが本当に疲れました。その魔法設定も後出しでどんどん出てくるのでご都合主義に感じてしまい冷めました。せめてヒロインにはオズワルドが王太子だったことを困惑して欲しかった。すんなり受け入れすぎ。途中からはイチャイチャはもういいから早く真犯人教えてってなりました。そのイチャイチャも初合体で最高潮に盛り上がるって時に説明ぶっ込まれて興ざめですし。これが書籍化されたのが信じられない。心の声がひたすらうるさいヒロインは聡明な女性と思えないくらい馬鹿っぽいし、ヒーローもすぐ泣いて女々しいし誰一人好きになれなかった。辛口ですみません。
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