このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと読むのを躊躇していてやっと読めました。
途中から涙々で読みました。白猫可愛い…これで苦しむこともないと無理矢理悲しい気持ちに蓋をしました。
しかしあとがきで猫転生が先生が描きたかったテーマと知り肩透かしを食らったというか愕然としました。
それならここまで切ないストーリーで読者を落とさなくてもと思ってしまいました。
闇社会との絡みは既視感ありますが、すぐ先にある日本のような感じで興味深かったです。
駆け足で進み最後まで読み手が置いて行かれたようで上下巻でじっくり読みたいと思ったのがあとがきで打ち消されました。
青の気持ちをもっと掘り下げて欲しいと思ってもテーマがそれなら無理と変な納得をしました。
確かに猫に転生した方が救われるとは思いましたがフィクションでもそこで納得してはいけない気がしています。
どんな形式でもいいので青が青のままで幸せになれる物語を読みたいと思ってしまいました。その期待も込めて星5としました。