このレビューはネタバレを含みます▼
280ページ挿し絵あり。極道の家に生まれた令嬢ヒロインは囲われた世界で鬱屈に過ごしていたが、大学の卒業式終わりに同級生に犯されたところを見ず知らずの男に助けられる。何でも、この男も妹をとある男に号館され自死で失っていて他人事ではなかったらしい。欠けたものを埋めるべく2人は寄り添うようになり…という話。すんごいお話でした。先が読めず二転三転どんでん返しの連続。読み進める度に「え？まじで！！」とリアルに声が出ました。ヒーローの妹を犯した犯人にゾッとしましたね。まじで絶望しただろうな。ヒーロー死亡のからくりも無理があるんじゃないかと思いつつ、これで良かったんでしょうね。ハピエン寄りのメリバですが後味は良かったです。挿し絵もイメージ通りで美しかった。何よりも狂気に満ちたヒーローの攻めが凄まじかったですね。もう一回読みたくなりました。本当にすごい。
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG