このレビューはネタバレを含みます▼
年の差10歳なんて。大した差では無いが、8歳で輿入れしたリリアージェにしてみれば、いつまでも子供扱いされている様な気がしてしまう。夫の方も、つい。友人たちに「子供を押しつけられた」なんて、思ってもいない事をカッコつけて言ってしまったばかりに。両想いなのにギクシャクとすれ違ってしまう。言わば「から騒ぎ」もの。夫の両親の計らいで、子供のリリアージェと息子をなるべく会わせない様に(妹と思わせ無い配慮)したものの、大人になってもなかなか会わないものだから、蔑ろにされたとリリアージェは思い悩み、離婚を切り出す。実は夫の父も妻を蔑ろにしているという家系。今後2つの夫婦の解決の糸口が見つかりめでたし!なんだろうけど。リリアージェが可愛いを通り越して子供過ぎる。お茶会の失敗で取り乱しすぎ。淑女教育を受けた王族とは思えない。夫側からすると離婚正解かもしれないし、リリアージェが子供過ぎるから後見人として夫は婚姻を継続すべきかもしれない。こんな子供を野に放ってはいけない気もするのだった。2巻でイライラが募り出したので、強制終了としたい。