【コミックス版】ふたりのαに娶られて【特典付き】
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【コミックス版】ふたりのαに娶られて【特典付き】

鈴代

あれ?ふたりに娶られてって…

ネタバレ
2023年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ・上巻182P、下巻164P。上、下巻を読んで完結。
人口比率でΩが稀少な為、国から相性の良いαとのマッチングがおこなわれている時代。20才の誕生日を迎えた流星(Ω)は、婚約者・鑑愛之介(弟α)のもとえ。ところが、鑑家へ行くと愛之介以上の相性率をもつ志穏(兄α)が。本能で求めてしまう兄の志穏と、幼い頃から交流を持ち恋心を芽生えさせた愛之介と、2人の間で揺れ動く流星。それに絡めた兄弟バトル。読者側が当て馬な立ち位置の志穏の心情にも思いを馳せる事が出来るのは良かったです。が、大きく☆を下げたのはΩの描き方ですね。男尊女卑をイメージさせる嫁、嫁、嫁という呼び方…。Ωは結婚したら家に入って子を産み、育て、αを愛する事が至上の喜びみたいな。流星が「嫁」呼ばわりされる度、眉間にしわでしたし、必要以上におどおどとして「そういう扱い」に対し葛藤が一切無い流星の描き方にも共感出来ませんでした。
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