このレビューはネタバレを含みます▼
親友どうし、ちょっと憎まれ口をたたく間柄の会話は自然だったし お互いに尊敬しあっているところは良かった。…けど、身体の関係になるキッカケが…。
攻めが受けの部屋でオトナ の玩具を発見し手に取る→受け、仕事で使うとイイワケし、ついでにカミングアウト→珍しげに玩具を見る攻めに「使ってみる?」と勧める→攻め、自分で使用するのは断る→「じゃあ、自分で入れるのは難しいから俺に入れてくれると助かる」と受けに頼まれ 迷うが翌日承諾→あっさり一線を超える。…って、BLはファンタジーだって分かってる、でもこの流れは無理があるような。リアルならかなりの確率で、友人(とお相手)の密かな趣味だろうからと 触れずにそっとスルーすると思う。知ってしまっても「そっか」っで終わる。きっと見て見ぬふりするし、へーそんな仕事まであって大変だね で終わるし終わらせる。突拍子のなさをBLファンタジーとして楽しめないのは、リアリティとファンタジーのバランスが取れてないのかも。片思いしていた受けが 見つかるようにわざと仕掛けたのかは分からんけど、これがキッカケってないわ~。つまりノンケが、性的に好きと感じたことがない友人相手に 仕事として(!?)頼まれたとしても、葛藤もそこそこに そういうことは簡単には しないんじゃないかなぁ…と。はじめのそれが気になって、あんまりストーリーが入ってこなかった。絵は艶めかしくて良かったです。