【特装版】ギムナジウムの黒い羊【電子限定おまけ付き】
鈴代
このレビューはネタバレを含みます▼
幼い頃に目撃してしまった光景で、父の相手を探し出すという執着。これは復讐だったのか？無意識に惹かれたのではないか、という描写がチラホラ。そして父からの愛にも飢えていた。いろいろな感情が交錯し、複雑で歪んだ執着愛だったように思います。重そうな内容だけど、受けはその想いから逃げず向かい合い、大きく包み込むように受け入れるのでそこまで悲壮感はなかったです。短いページにうまく纏まっていたと思います。大好きな作家様です。
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