僕らの喉にはフタがある【タテヨミ】
」のレビュー

僕らの喉にはフタがある【タテヨミ】

くるみ亮

あたらしい漫画の形がここにある!

2023年10月4日
この漫画最初何も読まずに読むと「あれ?さっき読んだやつじゃん、間違えたかな?」というようなことが起きるかも。というのは一話ごとに閉の回と開の回があるのだ。つまりおなじ一話が二度つづく。違うのは心の声があるかないか。で、最初は心の声なし(閉)の普通のバージョン。人が通常生活送ってる。で(開)は同じ場面の心の声が聴こえるバージョン。といってもみんなの声が主人公に聞こえるとかではなく、誰か氏らの心の声が漫画の中に描かれているということ。それによって、「え?こんなこと思ってたの?」とかいうことがあるわけです。人ってうわべだけではほんとわからないことが多いので、ほんと読んでいて、ほーーーーとなるわけです。そして、心の声の持ち主はその回ごとに違うので「今回この人の開(心の声)なのねー」などとそういった楽しみもあるわけで。
なんかちょっとシステム的なことばかり書いてしまったけど、新感覚な漫画でありながら、この作者さんは心の描写がうまいのでそういった意味でもおすすめです。
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