皇帝陛下のスキャンダル☆ベイビー 逃亡するはずが甘く捕まえられました♡ 【短編】
佐東ゆかり/藍杜雫
このレビューはネタバレを含みます▼
物語の屋台骨部分は面白いんだけど、ジェラルドは真剣に話しようとしてる人の話を聞かない男だわ、ルイスは鈍いわ煮え切らない思考回路だわで、唯一感情移入できるのが騎士団の3人(従兄弟のコーリン、他国の王子ラドクリフ、参謀のフェルディナンド)だけ。もうちょっと登場人物(特にヒロインとヒーロー)を丁寧に描いて欲しい(作画も心理描写も)。仮にも皇太子なのに敬称付けない過程とか雑だし、太皇太后(ジェラルドの祖母)との確執の描き方も雑だし、皇太后(ジェラルドの母)とジェラルドの関係も良好なのかなんなのか…17巻の時点で敵は元皇帝の弟フィリップ公だけってことでOK?たまに寺院騎士団なのか帝国騎士団なのかごちゃ混ぜで語られてて設定どうなってるのかなぁ?ルイスが妊娠わかって逃げるように退団して時間がなかったのは分かるけど、あんだけ結婚せっつかれててルイスへの恋心自覚してるなら、エディあんなに育つ前に普通は手紙の一枚くらい出さないかな?あと仮にも一国の主の妻に迎える予定の女性が子連れなのに、侍女たちがすんなり受け入れてるのが違和感。ルイスの騎士時代の人徳にしても、そこを描かれてないから違和感しかない(最低で2〜3コマあれば描けるはず)。誰かリテイクで描き直した方がいい。原作の人はこれで納得してるのだろうか…。レビュー見るとエディの父親がジェラルドって思ってない人までいるみたいだし、このまま同じ描かれ方だと話と読む人と理解が噛み合わなくて迷走しそう。
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