時を超えてあなたに逢いたい。 彼は不埒な秘密の共犯者
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時を超えてあなたに逢いたい。 彼は不埒な秘密の共犯者

当麻咲来/みずきひわ

行動原理が娘ありき。全て娘のため。

ネタバレ
2023年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 212ページ挿し絵なし。しがない専業主婦ヒロインはモラ夫との生活に疲れていた。ある日酒に酔った夫から暴力を受けたヒロインは耐えられずに『過去に戻りたい』と願ったところ夫に会う前に巻き戻った。だが、現世に娘を残してきた焦りから、何としても現世に戻りたい(娘に会いたい)ヒロインは、とある男に出会いとある方法で時間を飛ばしてもらい…という話。だいぶハイファンタジーです。ヒロインは子持で、モラ夫はさておき娘が可愛い。だから巻き戻っても再度娘を産むという使命感がまず先に立ち、ヒーローは二の次という感じです。なぜか夫から暴力を受けても、冷たくあしらわれても、浮気されても夫とやり直し子供を作りたいと願ってます。はい、私には分からない世界線でした。これ恋愛小説ですよね。こういうのは求めてないです。ひたすらヒーローが一途で哀れで。娘に会いたいから夫も種馬扱いするし、娘に会いたいからヒーローも利用するし。うーんって言う感じです。で、結局やり直しの人生でもモラ夫は何にも変わらない。子種だけもらってシンマもしくはヒーローと一緒になる選択肢もあったんじゃ。またDVに耐える意味が分からない。この巻き戻りの原因は何なのか分からずじまいだし、最後まで読んで疲れただけで何の収穫もなかったです。そもそも記憶が残ってるとか忘れてるとかゴチャついて非常に分かりづらかった。あとは誤字が酷いです。
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