このレビューはネタバレを含みます▼
(BL小説)夕映さんみずかねさん買いの山岳三部作の二作目。
デビュー作『天国に手が届く』より前に書かれていた夕映さんの原点となる一冊◎山愛が伝わります。そしてデビュー作で登山愛が爆発したのもわかり嬉しいです(偲)
今回は高原の小ホテルを舞台にオーナーと常連客が主人公。
オーナーには心疾患があって…
山岳写真家穂高(26)×二代目ホテルオーナー梓(28)の話。
過去の告白を断った梓の病気を知らされていない穂高。
常に死に怯え生きることに消極的な梓は、穂高が好きなのに彼を受け入れられず。ある事をきっかけに穂高を失う可能性があると気付けて、気持ち的に生まれ変われた梓。
辛い両片想いから、愛する人と共に生きたい、というシンプルな願いを二人で叶えていく過程が素晴らしかったです。荘厳な大自然と優しさに包まれた感動的なラストに涙が出ました。『天国に〜』の小田切×佐和CPの登場も嬉しい〜!!
→→穂高×梓の続編は『あなたを好きになりたくない』内の「in love」にあります。
そしてあとがきでは夕映さんの'なんてこったい!'というcuteな悲鳴がいくつ登場するか数えました笑