このレビューはネタバレを含みます▼
本当に悪い人間は居なくて、それぞれ抱えている業をどうやって昇華していくか…涙無くしては読めない内容となっていました。島田さんが亡くなったのはちょっとショックでしたが、憎めない人だったな~。オジサンの遅い一世一代のプロポーズの話を聞いて、融資は断ったのにお祝いで(多分)お金と花束を直接届ける所とか。そんな人だって事を豪も宇楽も解ってたんでしょうね。BLはファンタジーとよく言いますが、このお話しは人間臭い人情のお話しでした。上下巻できちんとストーリーもまとめてあるし、作者様凄いな、と。こんなお話し描けるなんて、人生何周目ですか?本当に凄いです!