このレビューはネタバレを含みます▼
(BL小説)夕映さん買いです。テーマがテーマだけにいつもの夕映さんよりエロ増し増しの一冊です。
二丁目の名高い紳士的バリタチでいながら'完璧タチ'の自分に疲弊し、抱かれたい願望を確かめる決意をした夜に、BARで出逢った男が同じ会社の米国帰りの超エリート様だった始まり。
米国本社のコンサル企業の同僚
超エリートコンサルマン三隅(35)×リサーチ本部'知の番人'槙(29)の話。
すごーく楽しくて一気読みです!!
仕事最優先の切れ者二人のがっぷり四つの駆け引き◎
ネコ転向を認めながら'男の自分の死'と捉える槙さんのグルグルが切なくもしつこい笑。このしつこさこそが一流の'知の番人'を作り上げたと思うとニヤけて笑。やっと辿り着いたのが'名もない関係'だったけど…。
魔王の様な三隅さんが一枚上手のイイ男で、あの夜に迷える仔羊だったマキを見つけたのが彼で良かったとしみじみ感じた素敵な社内恋愛譚でした。
互いの能力を認め、槙さんの能力を遺憾なく発揮させる三隅さんのカリスマ性といいカッコいい二人に惚れ惚れ。槙さんの虚飾が剥がれてからの心地いい関係は萌えだらけ笑
夕映さんのひと味違う切り込みのお仕事BLもっと読みたかったです(偲)