このレビューはネタバレを含みます▼
まずページ数が85ページと少ない割に、そのうちの10~20ページ近くが作家の経歴、所属団体のメンバー紹介等で埋め尽くされています。「作家は本当に儲かるのか?」なんて、ほとんどたった一言で解決。あとは先輩作家の話、お金をどのように使っているか、売れなかった頃の話…みたいな雑談で、得られたことはほんのわずかでした。こちらも「売れる小説はこう書け!」と指南して欲しいなどと虫のいいことは思っていませんが、せめて「自分はどうやって売れる作品を生み出したか」を少しでいいから語って欲しかったです。昔、中園ミホさんの『ぐーたら女の成功術』という本を読んだ時にそれが書いてあってとても勉強になったので、同じ内容を期待していたら肩透かしでした。