このレビューはネタバレを含みます▼
2巻まで読んで、怖いところで終わってしまったので、
3巻が出るまで待ち遠しかったです。話が完結したのでレビューさせていただきます。
ゲイをカミングアウトしたことで、家族に捨てられ、
付き合っていた彼氏は、結婚してしまい捨てられ、
カメラマンのアシスタントをしていたが上手くいかず、ヒモ生活で怠惰な生活を送っていたチヒロと、
男と蒸発した母親に捨てられ、生きる為に、命懸けの仕事をしていたが、薬物中毒の男を裏切り逃げたことで、怯えながら希望もなく生きているハオレン。
色々あった後に、一緒に暮らすようになる2人。
穏やかなこの日々が続くことをただ願いながら生きている2人の前に薬物中毒の男がまた現れて。
ハオレンが神社で涙するシーン、ケンカして出ていったチヒロ、何時間も玄関で立ち尽くすハオレンのシーン、
2人の別れ、SNSでチヒロを見つけたシーン、他にも心を捕まれるシーンが多々あって、名場面がありすぎでした。
2人が幸せになって欲しいと思いながら、最後まで完走しての感想は、本当によかった。私の気持ちも救われました(笑)
幸せな2人の穏やかな日常をもっと見たい。
映画化されたら、凄い作品が出来そうだなという感想です。
素晴らしい作品に出会えたことに感謝します。
暴力描写が多々ありますので、トラウマ等ある方は注意した方がいいかもしれませんが、私的には沢山の方に最後まで読んで頂きたい作品です。