パブロフィリアの犬
」のレビュー

パブロフィリアの犬

うにもし

セクシーな雰囲気に酔う

ネタバレ
2023年10月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ お初の作家さんです!出版社のセールにて購読。表紙…というかタイトル買いです。ビビッときた私の感性を褒めたい!!とても刺さりました。
男くさい雰囲気の好きな方にはお勧めします!

シガーバーに出入りするシガーソムリエの久野×シガーバーでアルバイトをする香坂。
香坂の接客中のミスを久野が対応してくれたことがきっかけで親密になっていくストーリー。
久野が吸うタバコの香りがパブロフの犬のように条件反射となり香坂はエッチな気分になってしまうのがエチエチでした。
てっきりパブロフィリアという言葉があるのかと思っていましたが、おそらくパブロフの犬+フィリア(依存症)の意味かなと思います。
香坂は久野のシガーの香りと久野自身に依存していくのがわかりますが、依存しているのは香坂だけではありません!
久野は特定の相手を作らない人で、遊びだとキスもしない(実際に話のはじめで久野が遊んだ相手とはキスしていないし、お店に来ているお姉様方もそう話している)のだけど、香坂とは初めからキスしてるんですよね…。久野にとっても、香坂は初めから何か違ったんだろうなと思うと余計にエッチ。しかも、作中で久野本人が「執着しないように生きてきたせいか 反動で依存しそうだ」と香坂に話していて、タイトルにかけられていて刺さる台詞でしたね!
そして、この2人を引き合わせることになったシガーバーの店長さんは、2人以上に謎めいていて気になります。スピンオフに期待!
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